昨日のことは忘れよう。

明日のことは明日決めよう。

今日しかない今日を生きて

今だけのあなたと永遠に誓おう。

2018 Japan

組長の娘が決まって注文するのは、フランボワーズソースがたっぷりかかったヨーグルトババロア。

最後はトカゲみたいに長い舌でベロっと皿を舐め回す。

その姿がリリクア星の女神に似ていて、ちょっとだけ萌えます。ちょっとだけ。

2018 San Francisco

正直者の太陽と、嘘が得意な月のラブストーリーは突然に。

バッドエンドは確実かと。チャラランっ

2018

朝起きたら、痣が消えていた。私の右二の腕の上のほうにあった大きな痣。小さい頃、母にめん棒で殴られてできた大きな痣。

もうひとつは、左脇腹にあった、黒ずんだ紫色した中くらいの痣。高校生の頃、酔っぱらった父にビール瓶で殴られてできた中くらいの痣。

20歳の頃に、付き合っていた彼から灰皿を投げつけられてできた痣もありました。それは少し小さいサイズで比較的お気に入りでした。

夢の中で、私は私に魔法をかけました。全ての、全ての嫌な記憶が消えてしまう魔法を。

全ての、全てのです。

思い出すと胃の下のあたりがきゅうっとなって、おしっこが漏れそうになる、嫌な記憶の全てを。

まずは、それらを大好きなキャラメルラッテに溶かしました。たっぷりのお砂糖と一緒に。少しだけ、シナモンパウダーも振りました。そして私はそれを飲みました。私の嫌な記憶が溶けきった甘いシナモン風味のキャラメルラッテを、 美味しい美味しいと自分で飲み干しました。それはヒーリングとしての儀式。とてもスウィーティーな。

そんな魔法でした。

そんな夢でした。

夢から覚めると痣は消えていたのです。

残念ながら嫌なことはまだ記憶の中にありました。でも胃の下のあたりは、きゅうっとはなりませんでした。魔法は成功したかのように思えた。おしっこは漏れそうだったけど、これは朝の生理現象です。

グッモーニン

新しい私。

それは成功したかのように思えた。

2019

Instead of the word " I love you "

「愛してる」の言葉の代わりに

2020

私には夢があります。

虹色に輝くお城の王女様として生まれた私のもとへ、ジェラール・フィリップにそっくりの執事が毎朝起こしにきてくれます。「王女様、今朝は蜂蜜たっぷりの甘いフレンチトーストをご用意しましたよ」って、とびきりの甘い声でね。

ねっとりとしたモーニング・キスを執事と交わしたら、新鮮なローズマリー・ウォーターで顔を洗いましょ。チェシャ猫のマリィの毛並みは今朝も憎らしいくらいに完璧。生意気だこと。

今日のドレスにはピンク色のローズマカロンがあしらわれていて、ルイーズの新作にしては悪趣味。だけど、嫌いじゃない。ホワイト・アメジストがアクセントのティアラは眺めるだけにしておくわ。特別な儀式のための、特別なティアラだから。

そんな、虹色に輝くお城の王女様としての私の日常を、私は毎日思い描きます。

えぇ、

私の夢が今年も叶わないことは、このあいだ区役所から連絡があったのでちゃんとわかっています。

それでも私は夢を見ます。叶わない事が夢である事を、私は知っているからです。

2018 Berkeley